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Poupille Cotes de Castillon 1999 ★★★★★★+

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お気に入り度:★★★★★★+
コメント: YEAH YEAH YEAH

【基礎情報】
銘柄:プピーユ 1999
国:フランス
地域:ボルドー、コート・ド・カスティヨン
生産者:シャトー・プピーユ
品種:メルロー
購入店:忘れました
価格:3800円
備考:
1990年代中頃、当時まだマイナーなアペラシオンだった
コート・ド・カスティヨンから彗星の如く現れたワインは、
専門家によるブラインド・コンテストで、
最後までシャトー・ペトリュスと張り合ったことで世間を騒がせました。
それがこの『プピーユ』です。
http://www.wine-echigoya.com/poupi.htm

【外観】
色:濃厚なクリムゾン、光を通さない
透明度:低
粘度:中~高

【香】
強さ:5
コメント:
雑踏、人の多く集まった場所の
様々に混成された要素。

パワフルで魅惑的な吸い込まれそうな芳香。
魅力的なんだけど明るさや、分かりやすさはない。

ディープな世界観。

【味】
アルコール感:6
凝縮度:5+
感触:ベルベット(そこまで褒めてない)、草原の芝生
甘味:4+
酸味:4
タンニン強度:5+
複雑度:3
余韻持続度:4
フィネス:2
コメント:
本当に濃厚で飲み応えあり。
飲み頃はおそらく数年後。
なんとなく“魔性”の雰囲気を漂わせる。

マリアージュ:
料理:濃厚な味わいのソース。甘口のものでも良いかも。
音楽:鬱屈した想い、ニルヴァーナ
 
MEMO:
最初 余りにも ひらかないので、
デキャンタージュは必須。
澱もすごい。

エレガントでなく濃く厚い味わい。
シャトー・ベルグラーブに近い感触。

固い形式やしきたりの中で生きる
イギリス貴族の未亡人。
その長年の鬱屈した想いを
独創的な趣味の世界に向けて爆発させている。

彼女の小さな庭は黒い果実が実り、
雑多な草花が生い茂っている。

しかしその庭も、どこかしらにある
閉塞感を隠しえない。

どこかその鬱屈した感情、発露が
ニルヴァーナのカート・コバーンに重なった。


エチケットのシンプルさも好みです。


posted by BRILLAT

  by BRILLAT | 2007-01-26 20:23 | Bordeaux

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